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蓋然性合理主義的スペクトル

意識低い系社会人による日常を彩るTips

secret bald 〜髪がくれたもの〜 ①

 

 

Q. いつまでもたくさんあると思っていたら、

ある日少なくなっていることに気がつくものってなーんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A. 髪の毛

 

 

 

 

 

 

 

はい、そうです。

ハゲは男の永遠の悩みですね。

 

 

私もある日自分の生え際を見ている時に、

『なんか後退したな……』って思ってからは

色々と対策を講じる用になりました。

 

 

というわけで3回ぐらいに分けて“ハゲ”について

徹底分析したいと思います。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と昔の人も言っていましたからね。

 

 

 

いくら孫氏といえども髪の毛の後退に勝利することはできなかったみたいですが…

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初回は「そもそも髪の毛ってなんなの?」ってところから

解説していきたいと思います。

 

ちなみにkoeは生物系の学科を卒業しているので、

言っていることの4割ぐらいは科学的な根拠に基づいています。

 

 

 

 

 

 

髪の毛ってなにでできているの?

 

そもそも人間を始めとする生き物は、

“細胞”という小さな袋が寄せ集まってできています。

 

 

細胞はそれぞれの場所で独自に分化して、

それぞれの機能を持つ“器官”になります。

 

 

例えば、

「眼」では光をとらえ物をみるように、

「胃」では食べ物を分解して身体が吸収しやすくするように、

「筋肉」では身体を機械的に動かすように、

といった具合です。

 

 

「髪の毛」もいわばそのような器官のひとつであります。

より正確に言えば髪の毛は生きている細胞ではなく、

“ケラチン”というタンパク質が詰められた死んだ細胞です。

 

 

よくワカメのような海藻類は髪に良いといいますが、

これは海藻類が主にケラチンでできているためです。

 

ちなみに海藻を食べたところで、

ケラチンは分解された状態で体内に吸収されるため意味はありません。

 

 

 

 

髪の毛ってなんで生えてくるの?

 

髪の毛は毛根にある“毛母細胞”に由来します。

この毛母細胞が細胞分裂した後、

ケラチンで充満されて毛髪となります。

 

この時、古い毛髪は押し出されていくので、

少しずつ伸びていくというわけです。

 

 

 

余談ですがドラマなんかで良く毛髪からDNA検査をするシーンがありますが、

この毛母細胞がないと、つまり根本からごっそり抜け落ちてないと、

DNA検査をすることはできません。

 

なぜなら先に述べたように、毛髪自体は死んだ細胞であり、

DNAが変性しているためです。

 

現実では毛髪より、タバコの吸殻やガムに付着した粘膜上皮細胞や体液等から、

採取することが多いようです。

 

 

 

細胞分裂の周期は非常に短く、1ヶ月で1cmくらい伸びていきます。

なお、この細胞分裂の周期は、

身体の中では有数の早さであることが知られています。

 

抗がん剤の副作用として毛髪の消失が知られていますね。

抗がん剤は基本的に増殖の早い細胞を優先的に殺す化学物質です。

がん細胞は通常の細胞より増殖が早いため抗がん剤が有効なのですが、

その一方で毛母細胞や、他にも消化管上皮細胞や造血細胞にも悪影響を与えます。

ゆえに毛髪消失や消化不全、嘔吐、免疫不全といった副作用を示します。

 

 

 

 

髪の毛ってなんで白くなるの?

 

そもそも髪の毛が(有色人種で)黒いのは、

メラニン”という色素に由来します。

日焼けによる肌の黒変や、シミの黒ずみの原因物質と同じです。

 

 

白人では毛髪のメラニン含有量が少ないため、

毛髪が金色に見えます。

 

 

そもそも白色人種ではメラニンを作り出す能力が低いので、

白い肌、金色の髪、青い瞳を持ちます。

 

 

一方有色人種ではメラニンを作る能力が高いので、

黒い肌、黒い髪、黒い瞳を持ちます。

 

 

実は関係ないように見えるこれらの身体的特徴は、

全て同一の原因で生じているわけであります。

 

 

 

ちなみにメラニンを一切作れない個体を“アルビノ”といい、

神聖なほどに透き通る肌や、毛細血管に由来する真紅の瞳という特徴を持ちます。

 

 

メラニンは紫外線から細胞を守る役割を持っているので、

アルビノは日光に弱く、皮膚がんになるリスクが非常に高いと言われています。

 

 

 

 

さてこのメラニンという物質は“メラノサイト”と呼ばれる細胞で作られます。

メラノサイトは肌を始めとする身体の色々な部位に存在しています。

 

 

毛根にも存在しており、

メラノサイトで作られたメラニンが毛母細胞に送り込まれます。

 

 

加齢とともにこのメラノサイトは死滅していくため、

髪の毛は灰色〜白色へと変化します。

 

 

そして毛母細胞が死滅していくと

“ハゲ”になるというわけです。

 

 

 

 

さて前置きがずいぶん長くなりましたが、

次回、ハゲるメカニズム!!